2021.05.25 | 赤ちゃんの能力理解に関する研究論文が国際学術誌 Scientific Reports に掲載されました。
孟助教らの研究論文が国際学術誌Scientific Reportsに掲載されました。
論文:https://www.nature.com/articles/s41598-021-89821-0
本研究成果は、オクスフォード大学 [詳細]、大阪大学 [詳細]などで取り上げられました。
(英文題名)Preverbal infants expect agents exhibiting counterintuitive capacities to gain access to contested resources
(和文題名)赤ちゃんは「直感に反する」能力を示す者が優位であることを期待する
本研究室の孟憲巍(モウ ケンイ)助教、高知工科大学の中分遥(ナカワケ ヨウ)助教、九州大学の橋彌和秀(ハシヤ カズヒデ)教授、オックスフォード大学のHarvey Whitehouse(ハーヴェイ ホワイトハウス)教授らの研究グループは、生後12-16カ月の乳児が「反直観的で超自然的な能力を示す者は社会的優位性が高い」と期待することを、視線を用いた行動実験によって示し、こうした傾向が発達初期から備わっていることを明らかにしました。 このような「判断バイアス」をヒトが発達の初期から備えていることは、人類史上多くの宗教的集団において超自然的な力を持つとされる存在が権威を持ってきたことや、現代社会においてもこの結び付きが根強く見られることの人間の心理的基盤を理解するうえで役立つことが期待されます。(大阪大学プレスリリースより)